カスタム背景幕

長編映画/テレビ制作用にカスタマイズされた背景幕

Rosco カスタム背景幕は、30 年以上にわたって映画やテレビショーのセットウィンドウの外で使用されています。正面照明および背面照明オプションは常に提供されてきましたが、2001 年に Rosco が AMPAS アカデミー技術貢献賞を、2004 年に技術・工学エミー賞を受賞したのは、Roscolite Day/Night Backdrop の開発でした。カスタマイズされた背景幕ソリューションは、革新的な SoftDrop 技術により、ヘビーデューティビニール、または綿織物にプリントできます。Rosco カスタム背景幕は、クライアント提供のデジタルアートワークを使用して製作できますが、Rosco の Digital Imaging 部門もイメージバンク、デジタルイメージ編集、写真サービスを提供できます。

Day/Night テクノロジー

デジタル印刷における画期的な技術的進歩により、Rosco は、垂れ幕の片側の比リマのイメージに対し、夜間のイメージを幕の反対側にマッチングさせて、正確に位置合わせすることができるようになりました。これによって、正面のみから照明した際に昼間のイメージを、背面からのみ照明した際に夜間のイメージをレンダリングする 1 つの固定垂れ幕が可能になります。また、正面と背面の照明をミックスして使用すれば、夕暮れと夜明けの効果をレンダリングできます。垂れ幕の夜間側に印刷されたイメージは、実際の写真で、背景幕は、夜間の景色に見られる色と色温度のリアルな変化をすべて再現します。映画制作者はプロジェクトに極めてリアルな背景幕を活用できるようになります。

SoftDrop – 輸送と取り付けが容易

SoftDrop は、便利な標準の梱包箱に折りたたんで入れることができるため、面倒な輸送や取り扱い上の問題がなくなります。従来の背景幕では通常、非常に長く重いチューブの輸送が必要でした。コットン SoftDrop は従来のビニール製の垂れ幕より重量も非常に軽く、しわになりにくい特性があるため、箱から出してすぐに使うことができます。つまり、SoftDrop をセットに吊るす舞台装置制作クルーの準備の労力、時間、コストを削減できるのです。 

SoftDrop – 撮影が容易

SoftDrop の製作に使用される革新的な印刷技術により、最大 11.89m H x 51.82m W (39’H x 170’W) までのサイズの継ぎ目なしの背景幕を製作できます。そのため、映画制作者は、幕の継ぎ目の映り込みを心配せずに、あらゆるアングルから場面を確実に撮影できます。

SoftDrop – 照明が容易

SoftDrop の表面は最高レベルの艶消し加工が施されているため、撮影監督は、従来のビニールやポリエステル製の垂れ幕を使用する場合に経験したホットスポットやランプの反射を気にする必要はなくなります。さらに、半透明な特性のおかげで、SoftDrop は夜間効果用のバックライトのランプの数が少なくて済みます。その結果、段取り時間や電力消費が大幅に削減されます。

SoftDrop - 環境に責任を持つ

SoftDrop は、環境に配慮して天然コットンに水性インクで印刷されています。溶剤のオフガス処理の時間が不要なため、吊るしたその日に撮影が可能です。最終的に埋め立て廃棄されると、ビニールの場合は分解に千年単位の時間が掛かるのに対して、SoftDrop は 1~5 か月で分解します。